フリーランスのWebデザイナーがエンジニア/IT留学をする意味と学べること -セブ島留学日記vol12-

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みなさん、こんにちは。インターン生のロッキーです。
IT留学でスキルを身につけて将来フリーランスとして働くことは、多くの生徒さんが目標にしていることです。
今回は、日本でフリーランサーとして活動している知念司(Chinen Tsukasa)さんにインタビューを実施し、フリーランスとしての経験やNexSeed (Seed Tech School)での留学についてお話を伺いました。
 

Webの可能性は無限大!

ロッキー:早速ですが、知念さんは普段どのような仕事をしていますか?
知念さん:Webデザイナーとして、ブログやショッピングサイトなどのWebサイトを製作しています。
職業訓練校で9か月間、HTMLとCSS、他にはPhotoshopとIllustratorなどWebデザインに関わるものを習ってから独立しました。
PHPやJS(※JavaScript)などのプログラミング言語については仕事の傍ら、自分で勉強して覚えました。
卒業後学校にあいさつに行ったときに仕事を紹介してもらい、そのあとはどんどん人脈ができて今では数名のビジネスパートナーから依頼を受けることが多いです。
フリーランスとして働き始めたのが28歳のときなので、今がだいたい8年目ですね。
ロッキー:8年もフリーランサーとして活躍されているのですね。Webサイトの製作期間って規模によってどれくらい違うんですか?
知念さん:そうですね、小さいものだと2週間くらいで終わるけど、規模の大きいサイトだと2~3ヶ月かかります。チームを組んで半年かけるサイトもこれまでに製作しました。
チーム開発の時は、例えばフロントエンドは僕が担当、バックエンドは他の人が担当というように完全に分けていましたね。
ロッキー:ありがとうございます。Webデザイナーとして活動しようと思ったきっかけって何だったんですか?
知念さん:元々、音楽活動をずっとしていたんですよ。けど、だんだんメンバーのスケジュールが合わなくなって辞めてしまって。その後は裏方として演奏を録音、編集してCDにするっていうエンジニアとして活動してました。
けど、それだけでは生活に余裕ができなかったので、音楽に関わる仕事で他に何かできないかなと探していたら、Webに出会って、これなら仕事として食べていくこともできそうだし、やり方次第では音楽に関わることができると思ったのがきっかけですね。
パソコンとインターネットさえあれば自分で学べるという点も大きかったですね。
 

Web製作をグローバルな視点で考えるきっかけになった

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ロッキー:Webデザイナーとして活動されている知念さんが今回、NexSeed (Seed Tech School)に来た動機を教えてください。
知念さん:動機は、主に2つあります。
僕はWebデザイナーなので、iOSの知識はありません。仕事の幅を広げるために、iOS開発のスキルを身につけようと思ったのがひとつ。
もう1つは、これから先、フリーランスを続けるには世界に出る必要があると思っていて、やっぱり英語が大きなポイントになってきます。
英語ができると、外国人が主催するセミナーに参加できたり、ITに関する最新の情報を収集できたりと自分のスキルアップにも繋がりやすいですしね。
今回の留学で自分の英語力を伸ばすのも大きな目標でした。
ロッキー:iOS開発スキルと英語が大きな動機付けなんですね。実際に、iOSの授業はどうでしたか?
知念さん:物足りない点はなく、むしろこんなにきついのかとビックリしました(笑)
僕の場合、英語+iOS開発+個人の仕事と3つ抱えていたというのもあったと思いますけど。
iOS開発コースでは必ずリリースまで持っていくことがカリキュラムに組まれていたので、開発期間に入ってからは特に忙しかったですね。
ロッキー:具体的にどういうところでしょうか…?
知念さん:リリースしないといけないから、アプリを申請するんですけど、それが公開可能かどうかAppleが審査をするんですよ。その審査基準に満たないと修正しなきゃいけないので、審査にかかる時間と審査基準を満たすこと、この2つを考慮することが大変でしたね。
ロッキー:ありがとうございます。今回のIT留学を通して、知念さんが感じた海外でプログラミングを学ぶことのメリットは何でしたか?
知念さん:メリットとなると少し弱いかもしれませんが、海外のユーザーが使用するデバイスやネット環境を知れたことです。
例えば、ネットの速度について、やっぱり日本は回線速度が速いので画像が多いサイトでも問題なく表示できます。
しかし、ここフィリピンでは回線が日本より遅いのでWebサイトが表示されるまでに時間がかかったり、タイムアウトしたりするケースもしばしばありました。
この発見はかなり大きくて、例えばグローバルなサイトを作るとなった時に、日本のネット速度だけを基準に考えたらダメだなと思いましたね。
回線速度の遅い方に合わせてサイト全体のデザインや仕様を決めないと、ユーザーに満足してもらえるサイトは作れないと感じました。
デバイスに関しては、みんなPCは持っていなくてもスマートフォンを持っていることに少し驚きました。
検索もSNSも主にスマートフォンで行っているので、どんなスマートフォンを使っているのか、iPhoneなのか?それ以外なのか?など海外のユーザーのことをより深く知ることができました。
今回の留学でそれを知れたのは、かなり大きかったですね。

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